お口の悩み解決!

あなたを悩ます口臭の原因と対策を看護師がわかりやすく説明します。

口臭のセルフチェック【看護師が検証しました】

口臭のセルフチェックに「あなたは大丈夫?」と書いてある画像

 

2018年12月17日

自分では気づきにくい口臭。

もしかして、あなたの身近な人に迷惑をかけていませんか?

看護師の検証結果をお伝えします。

 口臭チェックリスト

さあ、次の10項目をチェックしてみましょう。

  • ほとんど歯医者に行くことがない
  • 食後にあまり歯を磨かないほうだ
  • 虫歯を放置している
  • 口で呼吸している
  • 舌に白い汚れ(舌苔)がついている
  • お酒やタバコの量が多い
  • 水やお茶などよりもコーヒーを飲むことが多い
  • ストレスが溜まりやすくうまく発散できない
  • 睡眠時間が短い・不規則だ
  • あまり噛まずに食べている、または早食いだ

 あなたは、いくつ当てはまりましたか?

3つ以上当てはまることがあれば、あなたの口臭を不快に感じる人がいるかもしれません。

口臭は自分では気づきにくいもの

なぜ、自分の口臭は気づきにくいのでしょうか。

他人の口臭ならば、結構気になるのに。

口臭のように鼻のすぐそばで常時発生しているニオイは、「臭覚疲労(順応)」という生体反応が働いてニオイに慣れてしまうため、なかなか自分では感じにくくなっているのです。

そのため、かなり強烈な口臭の人でも、自分ではほとんど感じないのが普通です。

このように、自分で判断できないからこそ、自分の口臭は大丈夫なのかと不安になりますよね。

自分で口臭を調べる方法

専門医を受診すると、口臭の元になる悪臭のガスを調べてもらえます。

市販の口臭チェッカーなどもありますが、これはあてにならないといわれています。

それらを利用しないで、自分で簡単にお口のニオイを確認する方法があります。

マスクや手のひらに息を溜めて嗅ぐ

両手で口元をおおい、吐き出した息を溜めてニオイを嗅ぎます。

マスクをつけて鼻で息を吸い口から吐く呼吸を数回くり返し、マスクの中のニオイを観察します。

マスクの場合は、マスクの中にこもった息のニオイに鼻が慣れてしまっているので、あまり効果的ではないと感じます。

口のニオイを容器に入れて嗅ぐ

コップやビニール袋などに息を吹き込んで密閉します。

少し時間をおいてから、容器の中のニオイを嗅ぎましょう。

時間をおかずにすぐ嗅いでしまうと、ニオイに慣れているので感じにくくなります。

手首テスト

手首の内側を舌全体でペロリと舐めてください。

舐めて濡れている部分のニオイを嗅ぎましょう。

時間をおかずに、すぐにニオイを嗅いでもOKです。

このニオイは、舌苔や唾液のニオイになります。

*これをやってみると、かなり衝撃的でした!

参考:口臭 - 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020

ティッシュに唾液を付けて嗅ぐ方法は、実際にやってみると紙のニオイに紛れて分かりにくいので、おすすめしません。

歯ブラシなどを使う方法

  1. ペーストを使わずに歯ブラシだけで歯を磨いたあとに、歯ブラシのニオイを嗅ぐ
  2. 使った直後の歯間ブラシ・フロスのニオイを嗅ぐ
  3. 歯ブラシで舌を軽くこすってから歯ブラシのニオイを嗅ぐ

1と2は、歯垢のニオイがメインになります。

3は、舌苔のニオイを確認することができます。

*歯垢や舌苔のニオイも、かなり衝撃的です!

わたしの愛用品(これの「かため」を使っています)

デンタルプロ 歯間ブラシ I字型サイズ1(SSS) 15P

ライオン DENT.EX ウルトラフロス S10

誰かに嗅いでもらう(官能検査)

上記の方法でニオイが確認できても、そのニオイが「口臭」になっているかどうかは判断できません。

唾液は多少のニオイがあって正常だからです。

一番確実なのは、正直に答えてもらえる信頼できる人にお願いして、直接ニオイを嗅いでもらう方法です。

専門医でも器械による測定と合わせて、医師・歯科医師が直接ニオイを嗅ぐ「官能検査」を行っています。

オキシドールで調べる

市販のオキシドールを使って調べてみましょう。

口臭の原因は、細菌と腐敗した食べかすや歯垢などのタンパク質のかたまりです。

これらの細胞の中にはカタラーゼという酵素が存在します。

この酵素は、過酸化水素水(オキシドール)を酸素と水に変える反応(発泡)を起こす働きがあります。

オキシドールは、血液に触れると発泡します。

血液がない傷で、化膿した膿がある場合も発泡します。

同様に、舌苔や歯垢でも発泡します。

*傷のない健康な皮膚では発泡しません

歯ブラシや歯間ブラシを使用後、オキシドールの原液に漬けてみましょう。

そこで発泡したら、泡の量に応じて歯垢などの汚れが存在することを確認できます。

《注意》

この時に注意することは、ペーストなしで新しい歯ブラシや歯間ブラシを使うこと。

普段から使用しているものは、すでに汚染が蓄積している可能性が大きいのです。

新しいものがなければ、普段使っているものをあらかじめオキシドールに漬けて調べてみましょう。

 

紙コップにオキシドールを入れて歯ブラシを漬けている写真

 

実際にわたしが職場で使っている歯ブラシをオキシドールに漬けてみると、ブラシの植毛部からプクプク細かい泡が出続けていました。

毛束の部分はキレイに洗えているので発泡しませんが、植毛部は十分に洗えないし乾燥しにくい場所なので、ここに汚れが増殖しているのです。

*写真で茶色く見える部分が植毛部の汚れです。これを見てちょっとショックでした。

確認が済んだら水洗いして、口の中を清掃します。

そして再びオキシドールに漬けて、毛束から発泡しているかどうかを確認します。 

オキシドール10倍希釈うがいは意味がない?

 オキシドールの10倍希釈液で洗口し、発泡を調べると書かれている情報がたくさんあります。

実際に10倍希釈オキシドール液を作ってうがいしてみました。

 

注射器で測って10倍希釈オキシドール液を作成した写真

 

全量で20ml作成し、くちゅくちゅしてからコップに吐き出します。

苦みはなく粘膜への刺激感もありませんでした。

しかし、唾液で発泡するので、口臭の原因をどのくらい反映しているのか判断できません。

発泡していても、口臭レベルではない場合があるからです。

これは、わざわざオキシドールを購入して希釈液を作ってまで行う意味はないと考えます。 

【第3類医薬品】オキシドール 500mL

口臭が気になる時の対処法 

いろいろな口臭ケアグッズやサプリメントなどが噂になっていますが、実際に効果があるものは少ないのを知っていますか? 

口臭が気になる人は、80%もいるというアンケート結果があります。

その中で実際に歯科を受診するのは、たったの9.4%しかいませんでした。

ほとんどの人が、自己判断のセルフケアだけで済ませているのが現状です。

  • 口臭スプレー
  • ガム・タブレット
  • 口臭サプリメント
  • 保湿ジェル
  • 洗口液
  • 舌みがき
  • 正しい歯みがき
  • 歯みがきペースト
  • 食品
  • 生活改善
  • ストレス解消

まとめ

口臭を気にして専門医を受診した人で、実際に口臭があった人は6~23%だというデータがあります。

口臭は時間帯によって変化するので、検査した時間によってバラつきがあります。

この場合の「口臭」は「社会的容認度を超えるもの」という基準値に達していた口臭で、何らかの治療を要するものです。

誰でも生理的な口臭はあって当然なので、それをゼロにすることはできません。

気にし過ぎて口臭恐怖症になるくらいなら、早目に医療機関で事実を確認しましょう。

あとは、正しいセルフケアを続けることが重要です。

 他人に不快感を与えないよう、日頃の自己管理をしっかり続けましょう。

いつも笑顔で会話できますように。

参考:口臭の原因・実態 | e-ヘルスネット 情報提供  厚生労働省